「デモンベインに登場することばに関する覚書」日本語版 DEMOムービーにおいて現れる言葉。 ”久遠に伏したるもの死する事なく 怪異なる永劫の内には死すら終焉を迎えん” H・P・ラヴクラフト作「廃都」より 国書刊行会真ク・リトル・リトル神話体系1収録 ”That is not dead which can eternal lie And with strange aeons even death may die” Howard Phillips Lovecraft"The Nameless City" January 1921 ”そは永久に横たわる死者にあらねど 測り知れざる永劫のもとに死を超ゆるもの” H・P・ラブクラフト作「無名都市」より 創元推理文庫ラブクラフト全集3収録 ―――人名――― Augustusアウグストゥス(尊厳者) あうぐすとぅす  魔術書金枝篇を持ち、鬼械神レガシー・オブ・ゴールドを駆るブラックロッジの大幹部にしてマスターテリオンの側近である。沈着冷静な性格の魔術師である。  名前の由来は、恐らくではあるが初代ローマ帝国皇帝カエサル・アウグストゥスである。カエサルの名を継いではいるが、ユリウス・カエサルではなく彼の養子である。養父が、自分の誕生月をJuly(ユリウスである)にしたのにあやかって、自分の誕生月である八月のAugstとした。オーガストである。この場合、忘れてはいけないのはかの不肖の弟子であり、また、師の作品の普及に生涯をささげた漢という評価の定まらない男。オーガスト・ダーレスであるが、はたしてアウグストゥスとダーレスに名にか関係があるかは不明である。たぶんない。 MasterTelionマスターテリオン ますたーてりおん  魔術結社”ブラックロッジ”を率いる大魔術師。金髪の美少年の姿をしているが、果たしてその正体といえば現状では不明である。  冒頭においては、アル・アジフとそのマスターの搭乗していたと推測される鬼械神””と交戦。それを撃破しているが、この際に別次元(?)より出現していたと思われる。  第一話の絞めとなる台詞の中にある「狂ったフルート」のくだりは、H・P・Lによる小説での”外なる神”Azathothの描写の一説である。  また、マスターテリオンという名は20世紀最後の魔術師として名高い英国人アレイスター・クロウリーのペンネームでもある。これはヨハネ黙示録における”666の獣”に由来する。  搭乗する鬼械神はリベル・レギス。詳細は不明ではある。しかし、冒頭の戦闘中においてン・カイの名前が出ている事などから、ツァトゥグァに関わりのある素性を持つ事も考えられる。しかし、魔術において格下の者を使役する事はけして珍しい事ではないため、  エセルドレーダという少女(乃至は、その姿をとった魔術書)を従えているようである。 エセルドレーダ えせるどれーだ  マスターテリオンに盲従する少女。恐らくはアル・アジフに対比すべき存在であると推測される。また、何らかの高位な魔術書である可能性も十分に考えられる。  名前の由来はアレイスター・クロウリーの飼犬”レディー・エセルドレーダ”からと思われる。 Nyaナイア ないあ  大量の蔵書を誇る古本屋の主である。取り扱う品物のなかには、本物の魔道書すら存在する。  グラマラスな美人であるが、一人称は「僕」であり、名前はその場で適当に考えたようにもみうけられる。後の事を性格に予測した言葉など、非常に胡散臭い人物である。  推測ではあるが、彼女はこういった狂言回し的役割ならばお得意であるあ奴。あのNyarlathotepなのではなかろうかと推測される。 Dr Herbert Westドクター・ウェスト はーばーと・うぇすと  ドクター・ウェストと、ハーバート・ウェストにつながりがあるかはとりあえず不明である。  ハーバート・ウェストはHPL著「死体蘇生者ハーバート・ウェスト」に登場した人物である。ミスカトニック大学医学部の卒業生であり、第一次世界大戦に従軍した。大学在学中より、死す時まで死体を復活させるという野望に取りつかれ、墓を暴くなどして実験を行った。最後には自らの蘇生させた者によって非業の死をとげる。 HenryArmitageアーミティッジの爺さん へんりー・あーみてぃっじ  ミスカトニック大学の図書館長をつとめる人物。  過去、1928年にダンウィッチのウェイトリィ兄弟による野望に対決し、これに勝利した。  この事件についてHPL著の「ダンウィッチの怪」に詳しい。 ソーニャ  覇道のメイド。司令部におけるオペレーター役もつとめる。緑色の髪で貧乳。あの眉毛の形は、デモンベイン最大の謎かもしれない。  名前の由来はソーニャ・グリーン。HPLの元妻である。 チアキ  覇道のメイド。司令部におけるオペレーター役もつとめる。関西弁であるが、世にアフるるオペレーター萌え属性の諸兄にどう受け入れられるか、他の二人ともども楽しみである。  クトゥルー神話のファンである事で有名で、アニメ・特撮の脚本をおもに行っている特殊脚本家、小中千昭の名前をとっていると思われる。彼は、他にも、小説、特殊効果などと幅広く活動している。ウルトラマンのTVシリーズの終盤においてロイガー、ガタノゾーアというクトゥルー神話における神をいきなり投入して一部視聴者の度肝を抜いた。また、シリーズ攻勢を担当したTVアニメシリーズ「ザ・ビッグオー」はデモンベインにつながる所が多いと思われるため、未見の諸兄には騙されたと思って第一シリーズを視聴する事を心からお勧めする。  のではあるが。かの人物は、TVアニメ版ヘルシングの脚本を行い、とんでもないものを作り上げたため、現段階での評価はとても良いとはいえない。しかし、「lain」という名作もまたシリーズ構成を担当しているあたり、非常に評価に困る人物である。 コリン  教会の三人の孤児のひとり。  作家コリン・ウィルソンから由来する名前であろうか?  ちなみに、日本では学研より発売されている「ネクロノミコン」の自称写本の序文をかいているのは彼である。 ―――鬼械神――― Liber AL vel Legisリベル・レギス(法の書。リベル・エル・ヴェル・レギス) りべる・れぎす 「法の言葉は意志なり」  アレイスター・クロウリーの著書であり、セレマ哲学の中枢を為す三章二百二十節よりなる書物。そのため、「第220の書」(Liber CCXX)とも呼ばれる。彼の守護天使エイワスをはじめとする、多くの神々からの啓示を受けて記された著であるといわれている。 Cykranoshサイクラノーシュ さいくらのーしゅ  はるか昔に現在のグリーンランドの周辺にあった大陸の北部の言葉で土星の意。  また、そこの伝承においては何度か名前の出たツァトゥグァと縁のあるもの、また、その外に多数の奇怪な民族が住むとされている。 Nameless oneネームレス・ワン ねーむれす・わん  名もなき者。鬼械神ではあるが、媒介となる魔道書などの情報は不明。 皇蛾  不明。魔導書”屍食教典儀”により召還される。  Googleにより検索したところ、中文のサイトが多く検出されるも、その内容まではわからず。 ロードビヤーキー  ビヤーキー ―――魔道書――― he Golden Bough金枝篇 きんしへん  英国人フレイザーの著した書であるが、これは実在する。原書は全31巻におよび世界各地の神話や伝承、儀礼について書かれており、後世の研究にたいして非常に重要な影響をあたえたものである。現在、岩波文庫より全五巻にて発売されている。  ちなみに金枝とはヤドリギのことである。 Cultes des Goules屍食教典儀 ししょくきょうてんぎ  ダレット伯爵の著したる書。ミスカトニック大学ほかいくつかの場所に収蔵されてはいるが、その内容は不明である。しかし、書名からその内容を推測するならば、とてもまともな神経の持ち主では受け入れられぬ者であろうことは想像に難くない。 Book of Eibonエイボンの書 えいぼんのしょ  神話、呪文、儀式、典礼の集大成であり、古代の魔道士エイボンによって著された。その内容には、ネクロノミコンでも欠落している部分も収録されているという。 Celaeno Fragmentsセラエノ断章 せらえのだんしょう  旧支配者たちの秘密が記されたという魔道書である。本来はプレアデス星団にあるセラエノの大図書館に壊れた石版の形で収蔵されているが、シュリュズベリィ博士により地球に持ち込まれ、英語版が作成された。  現在、その原稿はミスカトニック大学図書館に保管されている。 CthatAquadingen水神クタアト すいじんくたあと  著者不明の書物。クトゥルーなどの水に棲むものたちを召還するための手段が記されたおぞましい書物。世界には三冊のみ現存するらしい。 Nameless Cults無名祭祀書 むめいさいししょ  ドイツ人フォン・ユンツトの著した、世界に伝わる奇怪な伝承を集成した書物。1839年に刊行されたとされる。後にも海賊版をはじめいくつかの版が出たが、そのたびに内容のおぞましい部分などが削除されていった。  そのなかには、秘密宗派の経典や古代の石碑から写し取られた古代文字も含まれているという。 ネクロノミコン(死霊秘法) ねくろのみこん  その原題は「アル・アジフ」。  アラブの狂った詩人アブドゥル・アルハザードの著したる書であり、その内容は異形の神にまつわる事やその召還法などである。アルハザードが怪死をとげたのちに、ギリシャ語、ラテン語、英語などに訳されたが、そのいずれもが内容のおぞましさから発禁、焚書となっている。  ミスカトニック大学には完全でないラテン語版の写本が収蔵されているとされる。 ―――その他――― Nyarlathotep色々(ナイアルラトホテップ、ニャルラトホテップ等など) 色々  色々な名前をお持ちのかた。無貌の神、這い寄る混沌などなど。  もとより、無貌であるが故に不定形。よって、外見上の特徴などを描写する事は、ことこれに至っては無意味ではあるが、人間型として現れた事例としてはアーカムにおいて星の智慧派と名のル宗派の黒人神父。暗闇の男。細身で美男子の黒いファラオなどである。今のところ、むっちりボディで僕っ娘の古本屋として現れたという報告は無い。  この不定形属性が利用され、色々な小説に忙しく登場なされ、様々な活動を行っていらっしゃる。  その他営業先にてF&Cの18禁ゲーム「朝の来ない夜に抱かれて」、同じくアボガドパワーズの「黒の断章」などなど。とても潰しの効くお方である。 N`kaiン・カイ ん・かい  赤く輝くヨスの下にあるとされるかつては偉大なる神と、文明が存在したとされている世界であるが、今では暗黒世界である。ツァトゥグアを崇める黒い粘液質の生物が住むという。 Tsathogguaツァトゥグア つぁとぅぐあ 寝ぼすけさんの蟇蛙のような姿に蝙蝠の羽を生やした神。地球の創世記に土星より飛来し、ヴーアミタドレス山の洞窟にうずくまるものである。非常に怠惰であり、動き出す気はないようである。 ミスカトニック大学  アーカムに1797年、設立された大学。非常に大きな規模の図書館を持ち、そこには幾多の魔道書にくわえてネクロノミコンの写本まで所蔵されている。  それゆえか、過去にウエィトリィに関する事件など、いくつかの奇怪な事件に関わっている。 アーカムシティ  米国、マサーチューセッツ州にある都市。HPLによる創作の町であり、ここを舞台に多くの怪異な事件が発生した。また、アーカムの近傍にはインスマウスというさびれた漁港があり、そこにはかつて魚面をした住民が住んでいたらしい。  また、市内を流れるミスカトニック河の流れをさかのぼっていけば、ダンウィッチへと至る。 ThompsonM1921トンプソンM1921(シカゴタイプライター) とんぷそんM1921(しかごたいぷらいたー)  米軍のトンプソン退役将軍が起こした会社が開発した為、トンプソンと呼ばれる第二時世界大戦時のアメリカ軍の主力短機関銃。有名なコルトM1911(ガバメント)とおなじ45ACP弾を使用する優秀な短機関銃ではあったが、ブラックロッジの戦闘員が所持していたフォアグリップとドラムマガジン付きで、銃身に放熱フィンのあるM1921はおもにアル・カポネで有名なシカゴのギャングの抗争に使用されたため、その発砲音からシカゴタイプライターと呼ばれた。 イタクァ マテバオートマチックカスタム  .46口径「ウェンディゴ」を使用するリボルバー。自動照準機能と、弾丸への使用者の思考リンクによって行われる弾道操作により高い命中率をほこるようである。  マテバとはイタリアの銃器メーカーであり、弾倉の下のほうの弾から発射するという独特な機構と、それによる非常に変わった外見の銃を開発する事で知られている。  名前の由来は「風に乗りて歩むもの」。風の精であり、北米に伝わる雪男ウェンディゴと同一存在であるとされる。  巨人のかたちをした雲のような姿であらわれ、生贄を連れ去り様々な禁断の地を釣れまわしたあげくに、空より生贄を地上に投げ捨てるという。 クトゥグァ モーゼルカスタム  実包に.50口径「ミニオンズ=オブ=クトゥグァ」を使用するモーゼル改造の大型自動拳銃。銃身下に魔道レーザーサイトを装備する。その連射性能と、炎の神の洗礼を受けた.50弾の破壊力は凄まじいものであるらしい。  原型は、ブルームハンドル(箒の柄)という渾名のある独特な形状をした大型の自動拳銃であり、ドイツのマウザー社が1896年より生産を開始した。そのため、最初のモデルはC96と呼ばれる。  フルオートマチックに対応したR713、M712はどちらも1930年以降の生産である。中国、南米などの様々な国の治安機関、軍隊で使用され今でも人気の高い拳銃である。